iTunes Musicライブラリの曲をmigemo検索を使ってすぐに再生できるAlfred Workflowを作った

妻と好きなミュージシャンの話をしている時に「あの曲」とか「歌詞の中にでてくるあのフレーズ」みたいな会話をしているときに、特定の曲をすぐに再生したい時がたまにあります。
それ以外にもAirPlayを使ってプリメインアンプ経由でスピーカーに流していると、「次はこの曲が聞きたい」とリクエストが入ることもよくある日常です。
Musicアプリの検索機能が使いづらく、今までは、Music(iTunes)アプリを開いて、アーティストから辿って、アルバムの中から探して再生しており、これを楽にできたらなと思っていました。そこで、ランチャーからmigemo検索を使って、日本語変換なしで1秒以内にインクリメンタル検索して曲を流せるようにしました。
AlfredのMini Playerからのドリルダウン検索も悪くないのですが、ちょっと手間だったんですよね。

候補絞り込みと再生
- 検索対象はアルバム名と曲名のみ
- アルバムの場合はアルバムを再生
- ソートはアルバム優先
- 曲の場合は1曲のみ再生
- ローカルのライブラリにあるモノだけ
- サブスクのMusicは対象外とする
部分一致でヒット

Workflow

ホットキーでショートカット呼び出しを付け加えて、Script FilterでMusicアプリケーションからMigemo検索、Run ScriptでMusicアプリケーションで再生しています。
感想
単語を入力して手を話した瞬間くらいに候補が表示され、候補が頻繁に入れ替わって見づらいということもなく、丁度よいくらいの描画速度になりました。 描画周りのチューニングはしておらず、Alfred任せにできたのがWorkflowの便利なところで、入出力処理だけ書けばよいので、こういうpluggableなツールやフレームワークは便利だなぁと感じました。
終わりに
まぁ、アレですね。
手間をどう考えるかっていうのもあって、レコードプレイヤーに自分で針を乗せるのも一つのルーチンでそれ自体が音楽を聞くという没頭に含まれるということもあります。
プリメインアンプと同じくらいの大きさのCDプレイヤーも併用しており、今日はこれを聞くぞ!という時は、アンプの入力チャンネルダイヤルをAirPlayからCDに回し、CDをセットしてCDプレイヤーで再生します。
そうすると 「次はこれを」とCDが運ばれてくるので、やっていることは楽しみ方のリズムや間のとり方をうまくしたというだけなのかもしれません。
Yokohama.vim #17を開催しました

初めて開催してからなんと、16年が経ったようです。
今回も声掛けをしてもらい機運が高まってから「やりましょう!」となって開催に至りました。
Vimの話が半分くらい、それ以外が半分くらいでご飯を食べながらゆったりとした感じで過ごしました。
私の隣の席がomochiceさんで、レジリエントマネジメントを読んだ感想やエピソードを伝えてくださりました。
5章の「エネルギーレベルの追跡」で紹介されているカレンダーの色分けによる自己分析を実践した話や、責任ベン図で自分はどの位置にいると思うか、去年のVimConfのLTでこの本に書いてあった「人はすでに自分の中に答えを持っている」このセリフを言おうとした時に銅鑼が鳴ってしまったんですよ!w など。
しっかり読み込んでくださっていており、参考書籍にもなっていた早川出版からでている「スイッチ!」も買ったそうです。
円卓を囲み、Vimの話になった時には、みなさん仕事や趣味が忙しい状況があったようで「設定させていただけていない」というパワーフレーズででて吹きましたw
とあるプラグインの不具合と思われる事象があって、プラグインがアップデートできない状況で、エディタが使えないと仕事にならないくらい困るのでワークアラウンド対応として遅延処理を一時的にOFFにしたなど、現実的な対応をして業務に支障がでないように工夫されていました。
(この状況をすでに参加者同士で把握しあっていたのもすごい)
そして、今回初参加のじぇまきさんのことにも触れたいなと思います。 たまたまconnpassを見ていたら近くの場所で興味を持っていたVimをテーマにしたイベントが開催されるので参加してみたとのこと。ゆるい会で顔見知りメンバーも多い状況でしたが、楽しんでもらえていたらよかったなぁと。
ここ数回の開催では欠かすことがないAI系の話題もでて、個人でどんなことをしていて、実際にどんな影響がでているかの情報共有、相性のよい組み合せなど、多岐にわたった話題で面白かったです。こういう話が日本の至る所でされているんだろうなぁと時代の流れを感じた次第でした。
他にもいろんなトピックがでたのですが、想い出に秘めておきます。
みなさん、足元の悪い中参加していただきありがとうございました!
では、また次回開催の機運が高まった時にお会いしましょう!!
パワーをもらえて楽しかったです。
レジリエントマネジメント/エンジニアリングリーダー合同出版記念イベントを主催しました!

企画を思いついてから数ヶ月、ついにその日を迎え、無事終えることができましたので、主催者兼発起人としてブログ記事に綴ります。
イベントのコンセプトや経緯はこちらのconnpassのイベント情報に書いてありますので、こちらをご参照ください。
rm-el-publish-event.connpass.com
当日の様子や感想はカックさんが最速レポート記事を書いてくださいました(感謝!)
私がどんなことを書こうかなと一日経って漠然と考えてみたのですが、なぜこんな無謀で夢のある企画を本気でやろうと思ったのか、そして実現できたのか、少しだけ裏側でがんばったことや工夫したことや感じたことなどを書くことに決めました。
すこし、ポエムちっくになりそうので、ご容赦ください....
どうしてやろうと思ったのか
商業出版で本を出すということはいかに大変で長い道のりだったかは、前回のブログ記事でご紹介したとおりで、そもそも本を出したいというのが先にあったわけではなく、きっかけを頂いて後推しもあったから全力を尽くしてやってみようと思った、自分の中での一つのチャレンジでした。
本の内容や背景を知れば知るほど、普段の仕事で悩んできたこと、訳者として書籍を翻訳し日本語で表現し、世の中にお伝えするという役割をどこまでやれば、役割をやりきれたと言えるんだろうと出版日が近くなってきた頃から考えるようになりました。
出版すれば出版社さんがAmazonに登録してくださったり、書店への手配など販売はしてくださいますが、校正が完了し脱稿して引き渡したらそれで終了かというと、全然そんな気がしなかったんですよね。
自身が知らない方々に読んでいただだき、本の中から感じとってもらって、初めて世の方に伝わったんだと考えていました。
出版編集者の方から、実情もいくつかお聞きしました。その中でも印象的だったのが本屋さんに置いてもらえるかどうかは、出版社の意向で決まるモノではなく、大型店でも各店舗ごとの意向で決まるそうで、本屋さんのスペースにも限りがあるなかで、置ききれないほどに、様々な出版社からとてつもない数の新刊がでているそうです。
本屋さんとしても売れる本を、そして面白そうな本を、書店に訪れる顧客層にあったものを選定するとのことで、どのカテゴリの棚におくかも店主次第だとのことです。(私なりの解釈・表現で書いています)
実際に書店を訪れたら本があるか気になってみてみるのですが、棚もそれぞれなんですよね。 例えば、TSUTAYA書店みなとみらい店さんでは、京セラの稲森さんの本が並べらている真下の段の「経営・マネジメント」の棚に陳列していただいていました。 ジュンク堂池袋本店さんでは、「SE読み物」の棚に陳列してくださっていて、エンジニアリング組織に特化した書籍群に囲まれていました。
この書籍はどちらの層にも響く内容だなとは思うものの、私が第一読者層としてイメージしているのは職業柄もあり、やはりエンジニアリング組織なんですよね。自分はアジャイル開発がやりたいと思って今働いている会社に15年前に飛び込み、実践をとおしてマネジメントの方面にも勘所がついてきました。まずは自分が店主になった気持ちで、自身の周りやエンジニアリング組織界隈の方へお伝えできるようにしたいなと思いました。
昔を思い返してみると、悩んでいる時に読んだ本、ブログ記事、社外の方の発表、コミュニティ周りの方との雑談などをとおして、自然に情報が入ってきたようで、実は誰かがアウトプットをしたものを受動していたというあたりまえのこときづきました。
それは私に届くように著者の方やフォロワーの方が届けてくださっていて、多くが伝えようとしてアウトプットしてくださっていたんだなと。
シャイで人に何かを頼みごとをするのが苦手が私ですが、どんな方に書評をいただけるとこの本に対して着眼点がもらえるだろう、立場や歩んできたフェーズが違えば、どこが琴線に触れるんだろうと思って、書籍内容やテーマに繋がりがあったり、この方の感想を聞いてみたい!と思う方に、献本をさせていただきました。
その感想を個人宛てにもらったりして、めっちゃ響くんですよね。私に。 書評では書いていないことも率直に伝えくださったり、自身の現在の立場と照らし合わせて、リアリティ感というか考えている思考が伝わってきて、そういう時って自分の考えと感じ方やリンクする時があったり、対比として参考になりました。
パブリックになっている書評や感想も読ませていただき刺激になっていました。プライベートな感想も含め、これはもう完全に役得で訳者が享受しているアレだなと思ったわけです。
そこで、これ絶対私だけじゃなくて、読者になりうる層や本を読んだ方にこそ伝わったら実践力やイマジネーション力が全然違ってくるのでは?と思い、その生の声や感想を聞けるリアルな場があるといいなと思ったのが発端で、そこにレジェンド級な岩瀬さんが「もともとお薦めしていた本」でテーマも重なっているし、こういう場があったら面白いのでは?と思って、企画の頭出しを考える以前に、話の流れで岩瀬さんに「合同出版記念をできたらいいですね」と声をかけさせていただきました。
偶然もあったし、テーマの重なりがなかったら、私もお声掛けしていなかったと思うので、フィーリングドリブンで進んでいて、これを勢い力でできたのが、今が人生で一番若い日という若さだったのかもしれませんw
登壇者へのお声掛け
前置きが随分長くなってしまったのですが、どういう狙いがあって登壇者を選んだのかということに少し触れたいと思います。 結果を見れば豪華な登壇者となっているのですが、お声掛けや調整も私の方でさせていただきました。
特に意識して考えたことは、書籍のテーマとリンクしているかどうか、専門とズレたとしても、ふだん中心的に言及しないだけで絶対意識してやっていることあるよなぁということを聞いてみたいと思いました。
全員のことを全部お伝えするのは控えますが、いくつかスポットをあててみたいと思います。

- Kenchanさん
- 実は献本時にカミラ・フォーニアさん著の「The Manager's Path」日本語版はバイブルの一つとして愛読しているということを教えてもらいました。二冊の本にも共通する本です。
- hsbtさんから技術責任者をバトンタッチタッチされたこちらのブログ記事を拝見して、Kenchanさん自身のキャリア・文化形成・組織マネジメントなど価値観に興味を持ち、バトンタッチしたばかりというところから、時間も経過しているし絶対面白そうと思ってお声掛けさせていただきました。
- あらたまさんとカックさん
- お二人ともアクティブ!経験が豊かながらも前職からポジションチェンジをして、新進気鋭さもあってエネルギーがすごい、観察眼や着眼点すごくてリーダーシップ感満載という印象でした。
- 更にエンジニアリングリーダー本を読み込んでいて、ブログや発信情報を拝見させていただきリーダーシップやパーソナルな活動の根源は違いがあえど源泉が底知れぬと...
- 登壇スライドは発表もすばらしくて、完全に直感なのですがいいお話がきけそう!
- 吉田さん
- 企画の草案をゲストで最初にみてくださり助言くださりました
- 献本でレジマネ本の書評くださり響いたところを直接対面でも聞かせていただき、観点も視座がすごく高かったので更に深いお話を聞きたいなと思いました
- 今回は急なご事情で欠席となりましたが、本人も楽しみにしてくださっていただけに残念ではありますが、折りをみて直接お会いしてお礼を言いたいです
- t-wadaさんとryuzeeさん
- 岩瀬さんと同じくレジェンドで私自身が影響を受けているお二人のお話や考え方や捉え方を聞いてみたいと思いました
- お二人とも人間味溢れるところ(?ライオン...)や人という視点、本職のど真ん中から少しずれてもテーマに繋がる貴重なお話になりそう
- 岩瀬さんとお話しやすい気心しれた間柄そうでしたので、ちょっとしたかけ合いしやすそうとおもい...
- 二つの座談会のメンバーとして入れ替わっても不思議じゃなくて、両方の座談会の登壇で聞きたかったくらいでした!
- 山本さん・発火大根さん
といった感じで、背景を一部ではありますがご紹介でした。そうやって想いを馳せながら、お声掛けさせていただきました。 今回書いたことを含め全部をそのままお伝えしているわけではないのですが、企画趣旨のかんたんなスライド資料を作ってオファーしました。
日程や準備に関して制約などはありましたが、ベストエフォートでできることなどを伝えてくださり、難しかった日程調整にもご協力いたただき、実現することができました。
普段なら一人で40分〜50分の基調講演されているような方に、テーマありきでお願いして失礼がないかな... と自分で勝手に気が滅入ることもありましたが、オファーを快諾してくだった日には興奮してしまい夜が眠れない日が8日間(人数分だけ)あり、いい意味で寝不足になりましたw
セッションごとに、事前打ち合わせ(オンラインでのやりとりがほとんど)や意識合わせを個別にさせていただき、私がこんなの聞けたらなを実現してくださり、あれだけの情報量と時間でやっぱみなさんすごいなぁと感じました。
こういう、裏方の経験も自分としてはとても貴重なモノになりました。
当日の配信と進行
発表は共訳メンバーや登壇者様にお願いし、私は進行に専念することにしました。 以前にustreamで勉強会を生配信していた頃とは配信事情が随分と変わっていました。
ふだんはオフラインでまったりとコミュティイベントを開催するスタイルが多く、大規模な配信のホストをオンラインで主催するのは私にとって今回が初めての経験となりました。
zoomがよさそうとあたりをつけてからは、契約して共訳メンバーにも協力してもらい操作やツールの使い方のお試しやシチュエーションテストをしてみましたが、実際に当日を迎えてやってみるとうまくいかないこともありました。
テストでは共同ホストの設定をして、サクサクと操作切り替えをできることを確認していたのですが、「スポットを当てる」と「ピン」と「資料の共有」が重なった時に、状態把握がホスト画面上でうまくできておらず、スポットの削除漏れが発生したりしました。
iPadで一般参加者と同じ権限の画面で観ていて、画面上はしゃべっている人が小窓(ピクチャーinピクチャー)で表示されていて、うまくいっていると思い込んでしまうなど、パネリスト一覧画面のぱっとみではわからず、ピンを設定しようとした時には警告ダイアログが表示されてしまい、発表を遮ってしまわないかとハラハラしながら、操作を行っていました。
シナリオテストは大事ですね・・・
セッション間の時間を5分間ずつとっていたものの時間の押しが発生していまい、タイムキーパーの時間出しで迫るということをしていなかったゆえに、ゆるめの進行となってしまい、各セッションの発表や座談会個々で微調整をしてくださっていたという形になりました。
どのセッションも時間があれば全部、強いていうなら時間を超えてでもおかわりしてでも聞きたいくらいの座談会の雰囲気や内容だったので、タイトにスケジュールと、うまく役割分担や負荷分散ができていたらというところで課題点と学びがありました。
もう少しうまくできそうなところがあっただけに、本番の緊張があっても想定外の対応がうまくできるように、より準備や計画をうまくできるようにしたいなと感じました。
とはいったものの、配信中断や映像や音声が切断されてしまうという考えうる最も避けたいトラブルに遭遇しなかったのは、幸いでした。 登壇者の方々、参加者のみなさんに配信・進行クオリティ面で満足いただけなかったかもしれず、おわびします。
あとは、進行の盛り上げや説明が至らぬところもあったなぁと。 カックさんのブログでも言及頂いたのですが、チャットは「何かあればご利用ください」とお伝えしたところがあって、参加者の盛り上がりや声を配信に行き渡らすところまでいけなかったなと。公式Xハッシュタグを推奨してお伝えするか、私が先導してアクションしてもよかったなと思ったり。
きづけば2時間30分はあっという間に過ぎていったなぁというのが、正直な感想で、知人の参加者の方から、個人的宛てに「面白かった!学びがあったよ!」という連絡をいただき、肩の荷がすっと降りました。
登壇者の方からも「楽しかったよ」とか「招待してもらってありがとう」とお声をいただき、ほんとに終わったんだと実感がでてきました。 ご登壇いただきありがとうございました!直接いただいたお言葉や当壇上での書籍へのお言葉、すごくうれしかったです。
おわりに
長々と書いてしまいましたが、主催して感じたことは「やってよかった・やれてよかった」の一言につきて、共訳メンバーのあと推しや、私が岩瀬さんに期待したいや役回りを引き受けてくさり、ステージ上で表現してくださり、自分が創りたかった場にして協力してもらえて感謝です。
自分でいうのもアレなのですが、ここまですごい規模や内容になるとは当初想像もしていなかったので、終わってみてびっくりです。
これがきっかけで、一人でも明日への糧になったり、書籍の魅力や興味から仕事や個人のキャリアに活かしてもらえたらうれしいなと。
書籍出版することだけでも夢のようなことなのに、こうやって届けるというアクションが自分が楽しいだけじゃなくて、登壇者の方々の発表をとおして想いがみなさんに伝わり、いい時間を過ごせたと思ってもらえれば、この出版記念イベントは大成功です。
関わってくださった方、参加してくださったみなさんどうもありがとうございました!
一年間かけて翻訳したララ・ホーガンさん著の『レジリエントマネジメント』が刊行されました!

コツコツと4名のメンバーで翻訳していた、ララ・ホーガンさん著「Resilient Management」の翻訳が完成し、本日、2025年10月27日(Kindle版は11月15日予定)に日本語版がマイナビ出版さんから刊行&発売されました。
この記事では、初めて翻訳のお仕事をさせていただいた体験記、この本の背景や書籍テーマの面白みをお伝えできればと思います。
この本は、プロジェクトマネジメントの分野で取り扱われることが多い、以下のようなテーマは主題から外れており
- QCD(品質・コスト・期限)のコントロール
- 要求の落とし込みやスコープ管理
ピープルマネジメントやチームビルディングや組織マネジメントといったテーマが主となっています。たとえば、以下のようなテーマです。
- チームメイトの育成・成長や、より活躍できるための機会創出
- ステークホルダーとよりよくなるための関係性や振る舞い
- チームビルディングや変化への対応
所々、脳科学の視点で認知や心理について言及されており、人間という広いフレームでもモノゴトを捉えています。
はじめてマネージャになった時に、エンジアリング・マネジメントをどうしたらいいか?という方だけではなく、長くマネジメント職をやってきた方にも、きっと響くであろう内容となっています。
社内のメンバーをより高いミッションや責務に担って能力を発揮してもらうために、メンタリング以外にも、スポンサリングやコーチングをどうやって支援していくと良いかといったことなども書かれています。
共著メンバーが、この本の特徴をより詳しく紹介してくれているので、もしよければ見てください。
はじめに
この本を翻訳するきっかけとして「Lara Horganさんの組織マネジメントの書籍の翻訳者を探しているのですが、もしよければどうですか?」と打診をいいただいたのが、はじまりでした。
ちょうど私は業務で、人事評価制度の刷新に取り組んだ後に、さらなる組織デザインに取り組み、推進・フレーミングをしていた真っ最中でした。このようなエンジニアリング組織や人にフォーカスした書籍も読んでおり、興味あるテーマでしたので強く関心を持ちました。
ただ、私自身が商業出版として書籍を出したこともなければ、英語も堪能というわけではないので翻訳業が務まるかどうかの懸念があることをお伝えしました。
その返信として「たくさん書籍を読んでいて、専門書の違和感を感じたり・よりよい表現ができそうであれば、きっと大丈夫ですよ」と後推しをしてもらい、まずは詳細を聞いてから判断してもらえばよいということでしたので、私以外にも関心ありそうなメンバーを探してみることにしました。
- 長くアジャイルに関する取り組みをしており、コーチングを主に仕事をしていている方
- コーチングサークルを主催していて英語も堪能で共通の趣味でプライベートでも付き合いがあるソフトウェアエンジニアの方
に声をかけてみました。 二人とも関心をもってくださり、一緒に詳細を聞いて判断するということになりました。
別途、本件の声をかけてもらっていたデザイナーの方と*1、4人で詳細のお話を聞き、やっていけそうだということになり、この翻訳するという仕事をプライベートの時間でお受けすることにしました。
所属会社には、自社業務で請けずにプライベートで受けることについてPros/Consをあらかじめ相談した上で伝え、合意形成をし、透明性を持って挑めるように調整しておきました。
翻訳をはじめてみて
書籍は5章で成り立っていたので、1章から4章まで一人ずつ担当をして荒訳をし、個々が推敲したものを持ち寄る形にしました。
とはいったものの、お互いが一緒に仕事をするのが始めてのメンバーということもあり、仕事のやり方や進め方もバラバラでは困ったことになってしまうので、まずはチームビルディングしていくところから始まりました。
リーダーを特定の人に決めず、週一回のオンライン定例会とチャットによる非同期コミュニケーションで進めることにしました。また、バージョン管理やテキストの共有方法をどうするか?という相談を初回の定例で行い、Google Docsで行うことに決めました。
大きく意見が分かれることもなく、まずはお互い手探り感で始まりました。
本書籍でいう「形成期」というやつですね。
荒訳をしてみて
私が担当した章は、後半部分でしたので、それまでの章のコンテキストが掴めていないと荒訳をするにしても表現に差が出てくると思ったので、機械翻訳にも頼よりながらさくっと書籍全体の内容を把握することにしました。
自分が担当の章を翻訳し出してみたら、まさに私自身が身に染みて難しい状況に立ち向かっている時に配慮したい、もっとうまく対応したいと思っていたことが書いてありました。
つい書籍の所感を語るモードにスイッチが入ってしまい、深夜にチャットで荒訳した内容を小出しにして刺激を受けたことや持論を語ってしまっていました(笑)
今思えば、そうやって書籍の内容にのめり込むことで、作者が言いたかったことはこういうことなのでは?と、シチュエーションを具体的に想像し適切な表現をできることに繋がっていました。
私が読者として本を読む場合は一つの段落を何度も繰り返し読むということはあまりなく、リズムよく読み進めていくことがほとんどでしたので、読書会など感想戦ともまた違った、本を楽しむという一面を見つけることができました。
本書の 納得できない決定と向き合う という見出しで書いてあるような、センシティブなシチュエーションでは壮大な所感を持ちました。
時には、自分が同意できない情報や信じていない情報を伝えなければならないことがあります。たとえば、会社の戦略目標に役立たないと思う組織再編についてです。時には、自分が同意できない情報や信じていない情報を伝えなければならないことがあります。たとえば、会社の戦略目標に役立たないと思う組織再編についてです。
抜粋:: “レジリエントマネジメント” より
各々が大事にしている意義、手段とゴールと実現についてのイマジネーション、視座の違い、立場の違い、信頼感の有無など、現実ではすべてが絡み合ってきます。ましてや自分が心の底では納得できていないことを他人に伝える時は、よく「伝言ゲーム」と揶揄されるような、通常のケースとはまったく別次元で信じられないようなことが起こったりします。
私自身も「こんなことが起こりえないと思うことが、実際に起こること」について、原著を読みながら訳することで、今までなかった視点を持つことができました。
そんな、自分の心にささったことを翻訳者メンバーとやり取りして、気持ちを共有できたことはこの次に起こる推敲フェーズに大きく役立ちました。
推敲することの難しさ
各自が荒訳とクロスチェックして推敲*2したものを持ち寄ったのですが、意訳の粒度や分かりやすい日本語にするための表現など、他に3人いれば三者三様で、全員で推敲する時にその違いを埋めるところに難しさを感じました。
全員が集まっての推敲はGoogle Meetを使って、対面で一段落ずつ翻訳した文章を音読しながら各自が所感や訂正案などを出していくのですが、原文を見ずにまずは聞いてみる、原文を見た上でもう一度確認してみる。前後の文章で書いてある事との繋がりを鑑みてみる。など、多角的に推敲を繰り返していくと、たった一段落でも議論をしていくと一時間がすぐに溶けていくこともよくありました。
百数十頁あるのに、たった一段落でこれだけ?と、広いグラウンド場を手で少しずつ整備するような感覚です。 初期の段階で二手に分かれてもそれはそれで、最終的に感覚がずれていき、出戻りが発生することが予想できたので、時間はかかってしまいますが、4人で同期的に推敲を引き続き進めていくことにしました。
どうしても、時間をかけてもいい案が思いつかない時や違和感が残る時にはコメントを残して後回しにしてタスクに積むということも多々ありました。(100個を超えていたかもしれません)
一つの章を終えるのに1ヶ月以上かかります。2章が終わる頃には、随分と感覚がこなれてきて、推敲スピードが速くなってきたのですが、序章や1章のあたりとは質が違ってきており、それはそれで後で課題感として持っておきながら対応する方針に。
そうやって、翻訳自体は終わっていても、読者にとって読みやすい文章、誤訳になっていないかのチェック、より伝わる表現へ見直す(文章を短くしたり詳しく説明といったことだけでなく)ことなど、やることは山盛りでした。
少なくとも二周は通しで全員が同期的な推敲をおこなっており、個々が気になる点があり局所的な箇所を推敲したいというケースもあり、膨大な時間とエネルギーを使いました。最後は期限と納得感とのすり合わせをして、着地したのですが、メンバー間で雑談もたまにしつつで、個人が内容以外の言いたいことも伝えて、良い関係でいられたというのが、長い期間をやりきれたポイントだったんだろうなと、ふりかえり会のトピックで話題になりました。
そうやって、共著・共訳の難しさを実感しました。もちろん一人で翻訳しても分量や期限や多角的な視点(レビュー)で難しさもでてくるでしょう。
今まで気にかけず、話題になって読んできた名著と言われる本の数々、私は読んだことがないけど世にでている本の訳者にリスペクトを持ったということは、想像に容易いと思います。
査読・校正・脱稿に向けて
出版会社の編集担当者や識者(第三者)のレビューを受ける段階です。
査読者には、私の知人を頼って謝辞にも掲載させていただいている西川さんと岩瀬さんに査読を依頼して、引き受けていただけました。
西川さんはvim-jpコミュニティを通じた知人(といっても対面での面識がなかった)です。普段の発言の様子を拝見したり、チャットでのやり取りを何度かさせていただいたことがありました。自身でも「入門Jenkins」など複数の著書を執筆されていたり、直近でもいくつかの書籍を査読を担った実績があったりして、商業出版の経験豊かな方で、所感とフィードバックをたくさんいただきました。
もう一名の、岩瀬さんはWeb上で原著「Resilient Management」について日本語で言及している数少ない方のお一人でした。「これからマネージャやリーダーになる方に対して」という、社内で使ったスライドを抜粋して公開していたのを拝見して、マネジメントやリーダーシップに関する大事な視点・要点をついていて私自身の心にも響く内容でした。
その公開されていたスライドで記載されていた会社名が、知人が働いている会社でしたので、ぜひ繋いで欲しいとお願いして紹介いただきました(のちに現在の所属は異なっていると教えていただきました)。脱稿スケジュールの関係もあって、岩瀬さんが時間がとれそうな時期感も含め、ベストエフォートでという形でしたので、一部だけとなりましたが、とても参考になるフィードバックをいただくことができました。
お二人にはあらためて感謝のお言葉を送らせてください。
また、出版社の方には、編集チェックをいれていただきながらも、翻訳者の意向を尊重していただくことも多く、日本語タイトル名の検討、出版社・印刷スケジュールなどの各種調整などをしていただきました。校正フェーズに入った終盤は、短いスケジュールながらもブラッシュアップや私たちが作業をしやすいように配慮していただくなど、裏で支えてもらい、ありがとうございました!
最後にブラッシュアップした内容で随分修正が入り、自分としてもさらに良くなった印象を持ったので、今できる状況の中で渾身の本ができたと自身でも納得できました。
最後に
一つの書籍が生まれるのに、こんなにエネルギーと情熱を持って取り組めるとは想像できていませんでした。自身が成し遂げることができたことに感謝と驚きを持っています。
この本が、一人でも多くの方に届き、この本の書いてあることで「役に立ったよ」「参考になったよ」、読み物として「面白かったよ」と感じてもらえることが訪れるといいなと思っています。
この本はいくつかの組織マネジメントやエンジニアリングマネジメントの書籍でも参考文献として紹介されているので、合わせて読むとより楽しんでもらえると思います!
長文を読んでいただきありがとうございました。
合わせて読みたい
組織マネジメントの面で活躍しているララ・ホーガンさん*3やレジリエントマネジメントについて、言及している書籍を何冊か紹介します。
The Manager's Path を書き上げるために、ララさんのマネジメントのやり方を参考にしたとのことで、レジリエントマネジメントの「序文」はカミール・フルニエさんからのメッセージとなっています。
- 第一章の書き出しでエンジニアリングマネジメント分野におけるキャリアをテーマにした書籍として
- スタッフエンジニアの役割のひとつであるメンターとスポンリングについて
- 書籍内でインタビューとして取り上げられてる複数人の方から言及
など多数、ララさんやレジリエントマネジメントのことが語られてます。 シニアの先にある、より大きな責務を持ったスタッフエンジニアの必要性を感じている組織の方が読むと、面白いと思います。
「書籍がメンターの一人となる」とこちらの本では語られています。 その本の一つとして、レジリエントマネジメントが挙げられています。
本書日本語版ではありませんが、fukabori.fm の岩瀬さんが原著に言及した記事がありますのでこちらの記事もぜひご参照ください。
SNSや言及記事のご紹介:
何名かの方に献本をさせていただました。 刷り上がったのが発売日直前だったため献本を受け取って暫くしてから、感想をいただける方もいるかと思いますので随時追記してきます。
レジリエントマネジメント本の、このあたりの内容が好きすぎる。原著で心に刻んだパート:
— iwashi / Yoshimasa Iwase (@iwashi86) 2025年10月24日
・納得できない情報や信じていない情報を、他者に伝えなければならない時がある
・他者の考えをチームへ代弁する役割は、当事者意識をそぎ、意欲を低下させることがある…
本日発売の新刊『レジリエントマネジメント 荒波に立ち向かい、困難を乗り越えるチームの育て方』を訳者の浅野さん(@gu4)にご恵投いただきました。ありがとうございます!!
— Ryutaro YOSHIBA (@ryuzee) 2025年10月27日
160ページくらいのコンパクトさで、エンジニア組織のマネージャーに必要なことが読みやすくまとまってます(続) pic.twitter.com/hvUT4BmiEw
書籍はこちら => https://t.co/0XvRv3xj13
— Ryutaro YOSHIBA (@ryuzee) 2025年10月27日
本書は特にマネージャーになりたて、もしくはこれからマネージャーになる人がまずは仕事の全体像や自分に何が期待されることになるかを理解するために読むのが良さそう。コーチングの話や責任範囲の話、期待値設定の話などちゃんと抑えてある(続)
翻訳はとても読みやすくて自然なので、サクサク読めるのではないかな。
— Ryutaro YOSHIBA (@ryuzee) 2025年10月27日
どうでもいい感想としてp.131のマネージャーのカレンダーが1on1と定例で埋め尽くされていて、外資ベンダー時代を思い出したw
マイナビさんと @gu4 さんから「レジリエントマネジメント」を恵贈いただきました。「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス」著者のカミール・フルニエさんにも影響を与えたララ・ホーガンさん著で150ページの中にEMの心構えが凝縮された一冊ですhttps://t.co/wdeIfVjFHg #ad pic.twitter.com/TZMuA3Dt2H
— songmu (@songmu) 2025年10月30日
新任マネージャーのハンドブック的に良い本だと思いました。
— songmu (@songmu) 2025年10月30日
マネージャーの役割が、メンタリング、コーチング、スポンサリング、フィードバックに4分類されていて、ティーチングが含まれていないこと、スポンサリングという役割が明示されていることが好印象でした。
相手に応じた適切なフィードバックの与え方や対話の重要性、内集団バイアス(贔屓)を含めたバイアスへの留意にも触れられていて良かった。以下の引用も印象的。
— songmu (@songmu) 2025年10月30日
「人間は相手がメールの文脈を理解する能力を過大評価しがちで、その情報が不足している場合、ステレオタイプや誤った推測で補おうとする」
こちらの書籍、ご縁あって頂いており、今日は有休だったのでようやく読みました!
— Takayuki Tsukitani (@tsukkee) 2025年10月29日
マネジメント、特にチームやメンバーとの関わりについて、体系的にかつコンパクトにまとまっており、いつでも立ち戻りたい内容だと感じました。 https://t.co/8dp0JxBRzc
私もマネージャーの端くれですが、正直耳が痛いこと、あーこれきついんだよなーと思うことなど触れられており、またしばらく経ってから読むと違う示唆が得られそうだなとも思います。@gu4 さん、あらためまして、ありがとうございました!!
— Takayuki Tsukitani (@tsukkee) 2025年10月29日
【書評】『レジリエントマネジメント』― どう組織変革の「熱量」を伝えるか?|Taichiro Yoshida @dataich https://t.co/zybvaxETDq
— Taichiro Yoshida (@dataich) 2025年11月5日
書いた。 / https://t.co/Zzp02TXu29
— mattn (@mattn_jp) 2025年11月8日
読みましたー \( 'ω')/
— カック (@kakakakakku) 2025年11月8日
どんな困難でも乗り越えられるチームに育てるには /「レジリエントマネジメント」を読んだ - kakakakakku blog https://t.co/89TBb31wZd
「レジリエントマネジメント」を読んだ📕サブタイトルに「困難を乗り越えるチームの育て方」とあるように「人」にフォーカスした内容で,すぐに取り組めるコミュニケーションスタイルが学べる😀分量も少なめで読みやすいのも良かった #adhttps://t.co/kgFiMf7WJC
— カック (@kakakakakku) 2025年11月7日
マイナビ様および @gu4 様から「レジリエントマネジメント」をご恵贈いただきました!
— 研ちゃんくん鑽Rubyプログラミング (@kenchan) 2025年11月11日
各章の最後に「コーチングの質問」として、章内の事柄についての鋭い質問がついています。それに答えることで現状分析と考察ができ、本当にすぐに使える本にもなっていてとてもよかったです。 pic.twitter.com/k5vTHTTRXl
ぐっ(ぅぅ…)と来た質問
— 研ちゃんくん鑽Rubyプログラミング (@kenchan) 2025年11月11日
- これまでチームメイトとどのような内省をすることを避けてきましたか?
- リーダー候補と考える人は誰で、その人に大きなプロジェクトを任せるのに躊躇しているものは何ですか?
- あなたのエネルギーの大半は何に費やされていますか?何がエネルギーを回復させますか?
『レジリエントマネジメント』を読んだ感想を書きました /
— Koji Shimada / 島田浩二 (@snoozer05) 2025年11月14日
自分自身をレジリエントマネジメントする方法を学ぶ - snoozer05's blog https://t.co/Q6W4H8bWIw#はてなブログ
ブログ書きました。ピープルマネジメントにフォーカスした、マネージャーに寄り添うような優しさを感じる一冊でした。https://t.co/1iWIr4Vcrf
— Naoki Takezoe (@takezoen) 2025年12月5日
「レジリエントマネジメント」の書評:守破離の守に役立つ易しいマネジメント本 - 若くない何かの悩み https://t.co/RQ3t0RnpJh
— Kuniwak (@orga_chem) 2026年3月22日
『レジリエントマネジメント』を訳者さんから献本いただきました! https://t.co/rtYmyQ7bMw
— Yusuke Komori (@littleforest12) 2025年11月17日
「レジリエント」は私にとっては馴染みの薄い単語ですが、読んだ上でタイトルを意訳するなら「弾力性のあるマネジメント・コミュニケーションのすすめ」といった感じでしょうか。…
ありがとうございましたー。AIでエンジニアの役割が変わるなかどうしていくかはよく考えるので、レジリエントマネジメントを楽しく読ませていただきます! https://t.co/Q45nU1Qywk
— masuidrive (@masuidrive) 2025年10月28日
『レジリエントマネジメント』を読んでるけど、立場の違いによって気にするべきことは変わるだろうとはいえ、こういう丁寧なコミュニケーションの習得はマネージャーに限らず円滑なチーム活動をする上で必要だわね… という気持ちになっているhttps://t.co/jomNVJOf7o
— nash (@nashcft) 2025年11月19日
「レジリエントマネジメント」読んでる。
— フジイユウジ (@fujii_yuji) 2025年11月15日
レジリエントというか、マネジメントやる人が知っておいてほしいことが平易に書いてある感じで、わかりやすい。 pic.twitter.com/qRgkzTk4zV
Photo:








書店の店員さんに定番の自身が本を持っている写真を撮っていただいたのですが、ここでは割愛して、Xや発表スライドなどでいつか紹介させていただくかもしれません!
2026/01/28 追記
オライリージャパンから出版された「エンジニアリングリーダー」の訳者である岩瀬さんと共同で出版記念イベントを豪華ゲスト7名を招いて開催しました。当日のイベントの様子や企画内容は以下をイベントページやブログ記事をご参照ください。
https://rm-el-publish-event.connpass.com/event/379853/rm-el-publish-event.connpass.com
告知情報
縁があって、「レジリエントマネジメント」の訳者と、オライリーから出版されている「エンジニアリングリーダー」の訳者であるhttps://t.co/Yeyc0iW1SN の岩瀬さんと合同で、豪華ゲスト陣を招いて 1/26の夜にオンラインイベント を行うことになりました。https://t.co/L3Ct85P74W… pic.twitter.com/eBdPA6OZ1Y
— guyon (@gu4) 2025年12月30日
刊行以来ご好評をいただきこの年末年始にも多くの書店で売れておりました『エンジニアリングリーダー』翻訳者の岩瀬義昌さんほか皆さまが、1/26(月)18:30よりオンラインイベントを開催されます!ゲストの方々もめっちゃ豪華です🤩
— O'Reilly Japan (@oreilly_japan) 2026年1月5日
参加無料、詳細は⬇️よりどうぞ!https://t.co/M9eVJOLMjK
開催後ブログレポート記事
VimConf 2024に参加した感想と今年のふりかえり

年の瀬の大晦日にこの記事を書いています。 つらつらと今年のことも含めて書いていたら長文になってしまいました。
書いてあることを最初に要約すると
- この一年はコロナ禍時時期に比べてアクティブにできたことがあった
- いろんな人とお話しできてよかった
- VimConfに参加して最高でした
ってことが書いてあります。
VimConf 2024が開催されるまでのできごと
前回はコアスタッフとしてVimConfに関わらせていただきましたが、コロナ禍になってからは個人的な事情もあってコアスタッフから離れました。
VimConf Tinyの参加レポも書いていなかったということも思い出して、今、そこからふりかえっています。
いち参加者としてまた楽しみたいなと思って、久々に開催されたVimConf Tinyでは個人参加をしました。当日はセッション内容をゆったりと聞いて、懇親会ではお久しぶりな方々とゆったりお話をしたりして、それもすごく楽しかったです。
コロナ禍でそうした機会が減っていたなか、ゴリラさんの発表で「もっと勉強会やコミュニティが増えていくといいな」と語られていて「いい話をするなぁ」と思ったのと同時に、自身がVimを使い出してから好みや設定が整ってからは変化が少なくなったということや、コロナ禍も相まってリアルなコミュニケーションを主体としていたYokohama.vimも随分と開催していないことも思い出しました。
Tinyが終わってしばらく経ったある日、vim-jpのslackでemteeさんが「熱々の小籠包を食べたい」という何気ないつぶやきから、「横浜の中華街でYokohama.vimをやりましょう!」と機運が高まり、2023年の12月に開催できたのは、きっと自分にも周りの方にもVimConf Tinyの余韻が残っていたからで、勢い力って大事ですね。
そんなこんなで開催したYokohama.vimはとても楽しくて、場づくりくらいしかできなかったけど、やってよかったなと思えました。コロナ禍前はTwitterで見かける顔ぶれだと思ったのが、今はvim-jpのslackで見かける顔ぶれと感じるようになったのは、自分が投稿をする場所だったり日頃から接しているツール、ライフワークがここ数年で随分と変わったからかもしれません。
2024年の7月にはIKさんが「目黒.vimとか横浜.vim開催の時に顔出せればいいなと思ってます!」と、つぶやいているのを教えてくださって、Yokohama.vimを開催しました。
ここ数年まったく開催していなかったのに、数ヶ月後に開催できてなんてなんということでしょう! そこでも参加者の方々から「開催してくださりありがとうございます。楽しかったです。」と言ってもらえて、「いやいや、楽しませてもらったのは自分です」なんてことを思っていました。
IKさんに誘われて二次会的に元町のカフェでお茶をして、懐かしい話(IKさんが学生の頃に出会っていたので)をしたり、社会人になってからの出来ごとや心境を聞かせてくれました。 コロナ禍になった時「最近どう?」みたいなDMをしようかなと思っていたんですけど、リアルに会ってお互い伝えたかったことが言えるまで溜めておいてよかったなぁと。職場の上司や同僚など環境にも恵まれているようで、すごくやる気に満ち溢れている漢になっていて、刺激を受けました。
この7月開催の会で tomoyaさんから vim-jp radio に関する小話を聞かせていただき、初回放送をわくわくしながら待っていたのでした。今思えばこういう機会があったからそういう楽しいことにも巡り会えたんじゃないかなと。
そして、秋が深まりVimConf 2024が開催されるというアナウンスがありました。
VimConf 2024 開催にあたって
前置き
前置きが長くてすいませんでした。なにしろ数年ぶりのブログ記事なのでもう少し前置きを・・・ とう冗談はさておき、ブログ記事を書かなくなってしまったのは幾つかの理由があって、そのあたりにも少し触れておこうと思います。
「実は私、転職していました!」ということをこのブログにははっきり書いてなかったんですよね。VimConf 2018と2019でプラチナスポンサーをした「アットウェア」という会社に15年前に入社しました。
会社ブログに経験したことを書いたり、社内Qiita的なのがあって駄文はそこに書くことが多くなりました。そうやって書くネタが減ってしまったのと、IT系とは別趣味の個人ブログも書くようになったり、2016年のふりかえりエントリーを下書きに入れたまま年を越してしまい、めっきりとこちらのブログに書くことが減ってしまいました…
VimConf 2024のことを書きたくて、さっき、2016年のふりかえり記事を公開して、今こうしてふりかえり記事を書いています!
気持ちよく VimConf 2024 当日を迎えるために
VimConfのスポンサーをしたいと言い出したのは自分で、その想いは会社のブログに書きました。もしよければ見てください。
社内のことはさておきとして、2019年にコアスタッフをしていた時に私が担当をしていた「名札づくり」について、5年ぶりに当時のことを思い出しながらゴリラさんと引き継ぎのやり取りをしました。
コンセプトや自動化を含めたワークフロー的なものをまとめたスライドを作ってあったので、それで解説しながらローカル環境で再現させたものでデモし、当時使っていたコードと一緒にお渡ししました。

しばらく経ってから、ゴリラさんから「うまくいきました!」と一報を受けて、小さくガッツポーズしました(笑)
そんなこんなで、会社でやることもやったし、個人でもやることやったという状況にできて、当日を安心し迎えることができました。
VimConf 2024 の感想
感想まで辿り着くのに長くなりました。 午前中の基調講演はあっという間という表現が適しているというくらい、聞き入ってしまいました。 OSSって継続して提供され続けるというのも、ひとえにメンテナーの方々あってのことなので、使い続けられる有り難みが身に沁みました。
午後のセッションも面白く、同じようなシチュエーションになったら真似してみたいテクニックや考え方もありました。「Switch between projects like a Ninja 🥷」で紹介してくださっていた、session機能は自ら意識的に使ったことなかったなと。発表はイメージができるように話してくださっているから、聴いていると「これは便利そう」と、真似したくなるんですよね。実際に試してしっくりきたり、何度も使い続ければそのまま設定や使う習慣が残っていき、頻繁に使わなければ忘れてしまうことも私は多かったので、今の自分には使う意識をもって手数を増やすのが大事だなと感じました。
そうやって、午後もあっという間に時間が過ぎて、楽しいLTも終わって懇親会になだれ込みました!
懇親会では「話題のネタにどうぞ」と渡されたカードにあった「あなたのお気に入りの設定」という会話で、自身でもなんとなくわかっていたけど、あらためて実感したことがありました。
自身のvim設定はかなり前に落ち着いてしまい、仕事や個人で使っているパソコンを変えるタイミングで、プラグインを少し入れ替えることはあるのですが、自身が基本としているキーマップはあまり変えず、設定がデフォルトなのか、それとも自分が設定したものなのか忘れてしまうほど、馴染んでしまっています。
以前は「環境ポータビリティ」という思考でサーバー上でも自分の環境を再現したくなっていましたが、今はサーバーにログインしない開発環境や運用環境が多くなり、ローカル環境で整えばそれでよしという、落ち着き(?)具合になっています。
パソコン移行時もクリーン・インストールしていた派でしたが、最近は丸っとそのまま環境を引き継ぎ、その都度ローカルでちょいちょい手直しをして、GitHubのconfigリポジトリにはpushせずじまいとなっていました。
Vimを設定の注ぎ足しで使い続けてきたんだけど、Neovimに乗り換えて設定も0から作り直すのも面白いかもなと思って、来年は私物のパソコンで環境を変えてみようかと。
また、懇親会ではお久しぶりな方にご挨拶できたり、声をかけていただけてうれしかったです。 ゆっくり話すには時間が足りませんでした。まぁ、これくらいが名残惜しくていいかもしれないですね。二次会では5人で秋葉原の飲食店へ、そこで今回の発表者でもあるdisuzuさんと隣席になりました。ここ数年のVimConfでは懇親会や会場でお話しする機会がなくて、面識もそこまであったわけではなかったのですが、Yokohama.vimを初めて開催した1〜3回目あたりで参加していただいた時のこと話したら覚えていてくださり感謝です。二次会ではVimの話だけでなくそれ以外の日常の話題もあって、自分だけでなく、みなさんそれぞれが色んなチャレンジや領域で頑張っているんだなぁと刺激を受けました。
Tinyから2024年にかけてのVimConfは自分にとっては地続きで、人と実際に会ったあとの連鎖反応で何かが起こるという連続で楽しい期間でした。そういった流れで、VimConf当日に次回のYokohama.vimをする機運が高まって、実際に翌月の2024年12月にまた開催できたのも驚きで、実際に熱量があるまま、お話を聞けたりして楽しかったです。
来年は自分が今やっていることを形にして、自分から楽しい話をできるといいなぁ。 読んでくださりありがとうございました。
VimConf 2018のスタッフになってみて

VimConf 2018の裏方をやってみて感じた事や想い出をいくつか紹介したいと思います。
私がスタッフになったのは夏休み明けでした。
GitLabのIssueで作業とTODO管理をしてスタッフ向けのSlackと必要に応じてハングアウトを使ってコミュニケーションが行われていました。
仕事を抱えながらなので、各自の業務状況によりますが、Slackの反応は一次リアクションや意思決定力はとても早いように感じた事を覚えています。
また、前年の経験を活かして、スタッフ数が少ないという点を基本コンセプトを確かめることで、無理をして個人負担が大きくなりすぎないように、何かができなくなるよりもコンスタントに目的に進めてけるようにしていました。(全部に究極を求めすぎないように)
CFPの採択で燃え尽きる
平日夜に会場周辺のとある場所に集まり、自分たちがVimConf 2018をどうしたいか・ビジョンを(いい意味で)ぶつかり合わせました。 特にCFPは各自が内容を目に通したうえで、最初に各自が絶対に聞きたいCFPを1つ選び「なぜならば」と語りだし、採択の決め方はここでは差し控えますが、自然とPros/Consの話題になったり、選び方やセッションの流れや題材の偏りなどを意識した検討、セッション時間や時間割、気づけば2〜3時間が経っていました。
今回はCFP数が多くはなかったから、逆にひとつひとつのCFPに対して深く精査できたように思います。
CFPを通して着眼点や何を伝えたいか、発表がどうなるかまでイメージできるのがベターで、フリーフォーマットでも書き方に個性があることがわかりました。
CFP採択はどんなVimConfにしたいかに直結してくるので、熱くなり発表者に併せて、タイムテーブルと枠ができあがってくる頃が熱さマックスで、一番心に残っているシーンでした。
チケット販売開始
チケット販売サービスを使ってEarly birdとStandardチケットを売り出しましたが、購入者の反応や売れ行きがどのようになるかはドキドキものでした。Early birdに至っては販売30分で完売してしまい、事前にあれこれ考えていたことは杞憂となりました。逆に嬉しい悲鳴というか、購入したいと考えていた方に機会を提示できるか?ということで、Standardチケットの販売日と時間帯も検討を重ねた末に決めました。
Standardチケットは即日完売せず、数日で過半数が売れ、さらに残り少なめの状態で1週間〜2週間かかって売り切れるという結果になり、購入機会とスタッフとしても色んな意味で安心できた販売(と完売までの)スケジュールでした。
チケットが売れていく様子はとても盛り上がり、購入したというツイートがあると喜んでいたのはご想像のとおりです。興奮したなぁ。
名札づくり
当日までのTODOがたくさんあるなかで、私が引き受けられそうなものを選んだのですが、これが以外とでかいタスクとなりました。
チケット購入フォームから画像アドレスを記入していただいたのですが、そもそもhttpから始まらないものや、リンク切れ、画像は参照できるものの、curlでダウンロードできないURLなども存在しました。
チケット購入情報を元にスクリプトで画像取得やリサイズなどを行うなどして、デザインに合わせた配置など、それなりに手をかけて仕上げました。200人規模の名札を昨年は手動でやったらしく、とてもきつかったということを聞いていましたので、バリアブル印刷(年賀はがきのような差し込み印刷)を使って、参加種別や名前と画像を変更できるようにしました。
このあたりのやり方や苦労は別の機会でもご紹介できればと思います。
当日のバタバタ
びっくりしました。時間のなさに。 スタッフが会場入りできるのが朝9時で、当日の受付開始が9時30分ということで、準備が完全ではない中、列ができはじめました。
参加者のチケット販売システムのアプリから、QRコードを読み取って名札を渡し、ノベルティを渡すという作業のはずが...
- 馴れていなくてQRコードを手早く読み取れない
- 読み取り後にチケット番号と名札に印刷したコードのマッチングがわかりずらかった
など想定外のことがおこり動揺しました。チケット順で渡しやすいように並べてあった名札が渡しきれず、名札を渡す作業が詰まってしまうとオープニングに間に合わなくなってしまうので、壇上に並べて配布するという昨年の手法をとらざるをえませんでした。
ノベルティ詰めでもあったことなのですが、何も考えずに流れ作業でやる為には、ある程度馴れと自己組織化が必要で、圧倒的に余裕がなさすぎでした。
これは、来年への課題持ち越しとなりました。
最後に
まだまだ、エピソードはたくさんあって書きたい事が山盛りなのですが、ひとまずこれで区切ります。 続編があるかもしれないですし、ないかもしれない。。。
無事終えてやっと一息つき、このエントリーを書く事ができました。
みなさんが席に座ってツイートしてくださった感情や場の空気感、最高でした! 来訪者の皆さん、関係各位の皆さんどうもありがとうございました。
参加者レポートエントリー拝見しました。「私も何かできれば」と書いていた、そこのあなた!! そのうち、現スタッフが来年に向けてお声掛けするかも知れませんよ。(笑
スタッフは個人の時間を使ったり、周りの理解も得てできることでした。大変さもあった以上にやりがいもあったし、いい機会に恵まれました。今年やって本当によかったです。
では、お疲れさまでした〜。
第13回 クラウドネイティブアプリケーション実例とコンテナによるマイクロサービス管理ハンズオンを開催しました
今回はDockerの執筆やリモートワーカーで話題のASAにハンズオンをしていただきました。
【セッション1】クラウドネイティブアプリケーション実例・Prefer Cloudのアーキテクチャ
www.slideshare.net
浅海さんによるプラットフォーム戦略の話を聞きました。 攻めと守りというキーワードがあったように、割り切っている所やなぜそのなプロセスをとっているのか、という考えが良く伝わってきて、積み重ねられてきた試行錯誤の取り組みの賜物ですね。
仕事のやり方という視点でもとても参考になりました。
【セッション2】コンテナによるマイクロサービス管理ハンズオン
こちらの記事とスライドをベースにハンズオンを体験しました。 実行環境であるGCPのアカウントを作成する所から2時間強でコンテナでクラスターを作るというところでやりました。
なにがすごいかっていうと、「オレDockerを扱えてる。Kubernetesべんり!!」とわかった気になるようなハンズオンで最後まで時間内で破棄するところまで持っていけている、この感覚。
ASAさんの「実行中に余談なんですけど実はGCPは・・・」というお話は、普段AWSしか使っていない人から見てすごく面白い話しでした。
現在ある書籍も執筆しているそうで、楽しみです。
当日はこんな感じでした
その中でも印象に残ったことを
コンテナに関してはGCPに関してはAWSより圧倒的に強いイメージ。Googleのサービスのインフラ自体がコンテナベースで動いている技術力強みもあって。リージョンまたぎでワールドワイドで負荷分散できるらしい。 #ykcloud
— guyon (@gu4) 2017年1月28日
GCPは普段使っていなかったけど。Dockerということに関してはかなり便利そう。マルチリージョンの考え方をプロジェクトで切っている辺りなど普段AWSを使っている人からすれば新鮮でした。AWSだとリージョンを跨ぐのは考えることも多いけど、GCPだとすごく簡単というところは知っておきたいポイントですね。
さっき、ASAさんの自己紹介の中でR&Dの「広報」としてリモートワーカーで仕事しているって言ったたんだけど、ファッ?広報だったの?と自分の中で衝撃が走った。 #ykcloud
— guyon (@gu4) 2017年1月28日
コーホーとは・・・ 凄いバイタリティ溢れるコーホー。広報というイメージも人や会社によってそれぞれですね。 #ykcloud
— guyon (@gu4) 2017年1月28日
ASAさんは広報だったんですね。研究職かと思っていました。 かなり技術寄りでエバンジェリストとも少し違うしブランディングとも違う。 各会社個性ある広報がいるというのがある意味会社のカラーと言ってもいいかもしれないなと思いました。
【LT】 Terraformでオーケストレーションを統一する
www.slideshare.net
私の方から、妻がインフルエンザで寝込んでしまいお蔵入りとなっていたネタを、急遽飛び入りで発表させていただきました。 Terraformを知っている方は参加者の1/3〜半分程度でした。実際にどれくらいの方が使われているのかは聞きそびれてしまいました。。。
こういう、クラウド利用やこれからのシェア系の話しってどこまで信頼していいものなんでしょうかね?周りではパブリッククラウドの話しばかりが目立つのですが、同じ方向に興味を持っている人の集まりなので気づきにくいだけとも言えますし、実際にプライベートクラウドやオンプレと繋ぐって話しは仕事でよく聞きます。OpenStackをユーザ側としてやることなった経験もし、あながち宣伝要素が高いとは言えないの気もしてきました。
最後に
浅海さん、阿佐さんとも話しが面白いのであっと間に時間が過ぎてしまいました。発表とハンズオンどうもありがとうございました。 次回以降もコンスタントに開催していきたいと考えているので、自身でも楽しんでいきたいです!



