WebMailでThunderbirdの『新着メッセージの通知』と同様の機能を利用する方法です。
特定のメールアカウントがウェブメールでしか利用できない環境の際、定期的に自らWebMailにアクセスしてメールがあるかチェックするのが面倒くさくて効率も悪いので*1、便利に通知する方法がないか色々と調べた結果、自分に一番あった方法が見つかったのでメモします。
利用するソフト・モジュール
- Firefox
- WebMail Notifierアドオン
- UserScript(JavaScript)
設定方法
2.WebMail Notifierアドオンをインストールします
WebMail NotifierアドオンへアクセスしてFirefoxに「Firefoxへインストール」というボタンをクリックすればインストール画面が表示されるので、インストールします。
このWebMail Notifierアドオンが通知系の処理をしてくれます。
HotMailやGmailやYahooMail等に標準で対応していて、その他のWebMailはUser ScriptをJavaScriptで書くことで利用できるようになります。
3.Plesk(Herde)用のUser Scriptをダウンロードする
PleskのHerdeは標準では対応していないので、こちらのサイトで公開されていたScriptを元にして用意しました。
멋진 세상 :: [WebMail Notifier] User script request
http://tobwithu.tistory.com/30
そのままでは動かなかったので、正規表現の部分を少し変更が必要でした。
もしかしたらHerdeのバージョンによって微妙に異なるのかもしれません。
/*********************************************************** Plesk Herde WebMail Notifier User Script. ***********************************************************/ function initHandler(handler){ handler.name="Plesk Herde"; handler.dataURL="http://yoursubdomain.yourdomain.com/imp/"; handler.loginData=["http://yoursubdomain.yourdomain.com/login.php", "horde_user","horde_pass"]; handler.mailURL="http://yoursubdomain.yourdomain.com/imp/"; handler.getData=function(aData){ var fnd=aData.match(/INBOX \((\d+?)\)/); if (fnd){ return fnd[1]; } else{ var fnd_aucun =aData.match(/INBOX/); if (fnd_aucun){ return 0; } else{ return -1;//affiche message non verifi. } } }; }
4.アカウントとスクリプトを登録する
WebMail NotifierをインストールするとFirefoxのステータスバーにメールのアイコンができるので右クリックして「Prefarences」を選択します。
「User Script」ボタンがあるので、そこから先ほどダウンロードした「hogehoge.js」を登録します。
登録すると「WebMail Accounts」のプルダウンに「Plesk Herde」が追加されているので選択し、メールアカウントのユーザ名とパスワードを入力しAddボタンをクリックします。
基本的にこれで使えるようになりますがGeneralタブの画面でメールチェックの間隔をしておきます。
あと「Notifier」の設定を「New Mails」に変更しておくと便利です。「Unread Mails」だと通知が常に未読の総計になり、「New Mails」だとチェックしたときの差分数を通知してくれます。
「Show an Alert」のチェックボタンを忘れずにチェックしておきましょう!このチェックを忘れていると通知してくれません。
これで設定完了です。
5.利用する
基本はFirefoxを常に起動しておくだけです。
メールボックスに新規受信があると、にょろっと未読数のアラートが表示されます。
Firefoxは最小化にした状態でもOKで、その場合はタスクバーあたりから表示されます。
メールボックスを表示する場合は、ステータスバーのメールアイコンを右クリックから「Open Plesk Herde」を選択するか、直接メールボックスにアクセスします。既にWebMailNotifierによってログインされているのでログイン認証の手間も省けます。
これで定期的にWebMailをチェックしにいく手間が省けて、メール返信の遅延や随時確認の面倒くささから開放できそうです。
UserScriptのTips
現在未対応のWebMailもちょっとだけScriptを書けば対応できます。
Scriptを書くときのポイントをちょっとだけメモ。
- function名はinitHandlerで。
- aDataにはdataURLで指定したアドレスのHTMLが格納される
- debugする時
$HOME/Application Data/Mozilla/Firefox/Profiles/xxxxxxx.default/extensions/{37fa1426〜略〜}/components/WebMailNotifier.js
のenableDebugをtrueに変えてdlog関数を利用するとProfileのディレクトリに「wmn-log.txt」が出力されます。
まとめ
*1:新着メールが0の時の悲しさときたら・・・