大阪Vim勉強会#4で発表してきました
先週末にvim-users.jpのlingrルームで大阪vim勉強会#4の参加者が少なめと発言があり、行きたいなぁとも思っていたので駄目元で会社に「vim勉強会が大阪であって行きたいと思っているんですが・・・」と相談したら、出張費として交通費を支給してもらえることになったので、参加してきました。*1
事前情報としてid:kozo-niさんのスライド発表があると聞いていたのですが、他に発表する人がいないのであれば、せっかく関西まででかけるので、自分も発表してみようという気になり、外部で話す初めての発表という自分の中の厚い壁をぶっ壊しました。
資料づくり
参加者のvim層をみたところ、マニアックなネタ的なものでもいけそうだなと思ったので、前日の夜にネタのシナリオを考えて新幹線の中で資料を作成しました。
発表内容は
という感じにしました。ようは自分とvimとの関わりですね。
会場到着
iPhoneのGoogleMapを使って移動したら、迷子になる事なく会場まで着く事が出来ました。
到着すると会場の部屋は空いていなくて、うろうろしていたらkozo-niさんが声をかけてくれました。
施設のルールとして5分前に鍵渡しをしてもらえるとのこと。
時間になって、テーブルやプロジェクターのセッティングが完了した頃には参加者が全員揃いました。
1.kozo-niさんの発表
今回のvim勉強会#4の主催者であるkozo-niさんから挨拶があり、回線がないのでemobile持っている方へのご協力をお願いし、vim-users.jpのlingrとustreamを利用しましょうという流れに。*2
発表タイトル
kozo-niさんにとってのvimの魅力は「最小の努力で最大の幸福が得られる環境だから」とのことです。
elispは敷居が高かったと言っていましたが、ちょっと納得。関数型言語の括弧はすごい。
2.私の発表
ネタ的にうけなかったらどうしようという不安を持ちながらの発表です。
4月にアジャイルな会社に転職したのですが、その時のできごとを話しました。
- 自分を知ってもらうには経歴書的なものより、フリーフォーマットで提出する書類の方が重要。
- ブログが一番人物像を知ってもらえるからもちろん提示
- vimに関する記事が7割を超えているので当然質問される。
- 機能として優れているvimについて話すのではなく、vimを通して学んだことやマインドセットなど背景を話した
- vimの事について話すと熱弁してしまった!!というエピソード
- vimユーザであることを受けて入れてもらえる企業かどうかの判断
- 入社してみたらemacsユーザが多かったという事実
- vimポータビリティについて
- シンボリック派
- インストール派
- 困った時
こんな感じの事を話しました。
まとめとして
『vimから受ける影響は大きい』『自分の成長はvimと共にあった』という感じで締めました。
質疑応答として、id:ns9tksさんから「Java開発ではEclipseの方がどうしていいのですか?自分はC++開発をvimメインでやっていてbuildなどvisual studioでしかできないことのみ、vimからダイアログをだしパラメータを渡して開発しています。コードを書くだけならvimの方が楽なのでは?」といった質問を頂きました。
回答の一部として「みんなで環境を揃える事が大事」みたいな事を言ってしまったと思うのですが、開発環境の統一が最重要と言いたかったのではなく、vimの環境をEclipseで設定や機能やpluginで実現できている事と手軽さを同等以上にもっていけていないだけというのが実態なのかなぁと。
他にも緊張から、とんでもない回答を色々してしまっていました。
あとからちょっとへこんだのは言うまでもありません。。。
初めての発表から学ぶ事も多かったので、もし次に発表できる機会があったらまたやってみたいなぁと思いました。
3.id:AzureStoneさんの発表
会社でライセンスやシェアウェアの問題からwindowsで秀丸が使えなくなったので、gvimに乗り換えた。
というお話でした。
秀丸でアウトライン機能あるけどvimではどうやってするの?という質問とかあって、色んな方向に盛り上がりを見せました。
4.quickrun.vimのコードリーディング
githubからダウンロードして各自の環境にセットアップしましょう。という所から始めました。
taglist.vimが便利だからいれましょう!という流れになって、ctagsを使ってみた所
[yuki@16.0.168.192.in-addr.arpa]$ ctags -R ctags: illegal option -- R
とエラーが表示された為、vmwareのwindowsでvimを使う事にしました。
snow leopardにしてからまだctags使っていなかったかも。。。
id:thincaバージョンのquickrunがオブジェクト指向ちっくに作られているということと、ソースコードをどこから(どの視点で)見ていくのかというのが、しっかり定まっていなかったこともあり、ちょっと悪戦苦闘。最後のあたりで、自分が使っているquickrunと同じような事ができる40行程度のscriptを紹介して、ちょうどいい具合に借りている会場の終了時刻となりました。
懇親会ではお好み焼き屋で「Bramさんが新しい言語を作ったらしいがいまいちらしいという話」とか「QuickRunに :-) 機能がさそっく実装された!!」とか「FuzzyFinderやAutocomplepopの話」とか「zshやgitの話」とか「匿名?実名?の話」とか「神の話」などなど他にも書き切れないくらいあって、話題に欠く事なくすごく楽しかったです。
懇親会は勉強会と同じくらい価値がありますね!
大阪行って良かったなぁ。。。
まとめ
自分の発表が勉強会に参加してくださったみなさんにとって、「面白かった」と思って頂ければそれだけで、大阪に行って発表したかいがあったなぁーと思いました。
vimの使い方はネタなので、自分らしい正しい使い方でご利用下さいw
vim勉強会#4を開催してくださったkozo-niさん、参加者の皆さんどうもありがとうございました&お疲れさまでした。
- 初発表だったけど予想以上に得るものも多かった
- vim勉強会に参加すると高まるvim熱
- 失敗を次に活かしたい
- id:Sixeightさんから翌日のlivecoding#7に誘って頂いたけど日程があわず行けなくて残念