Yokohama.vim #1 を開催しました

Yokohama.vim#1を開催&参加しましたのでレポートを書きます。

http://atnd.org/events/14353

開催にあたって

前回Yokohama.vim #0を開催したのが去年の9月で今はもう4月です。開催したいと思いつつ気付いたら半年間も経っていました。

前回は時間がなかったなりに楽しい時間を過ごせたので、今回も参加型で開催しました。「Vimユーザ同士が楽しく交流できる場を作る」というのがYokohama.vimで実現したい一番のコンセプトです。

準備と開催

開催準備でしたこと

会場準備などは前回のYokohama.vimと同じなので、そちらを参照してください。

今回改めてやったこと

  • 発表セッションの募集
    • 参加者によびかけ
      • Shougoさん、るびきちさんが立候補してくださった
    • 参加型セッションを考えた
      • 発表者の面子から濃い発表になる事が予想されたので、参加型セッションの一つでは初心者も楽しめる内容にしたかった
        • 春シーズンにある新入社員ネタやvim/Emacsなどのプログラマー向けエディタ導入に関する質問をみんなで話して答えるとした
    • 手を動かしたい
    • 人がvim使っている様子を見てみたい
      • それ、vimgolfで実現できそう

こんな感じでタイムテーブルのネタを作りました。
vimgolfをしてvimテクニックを競うことから、コンペ形式を宣言したので、ノベルティでメダルを作りました。地味に全て手作りで前日の夕方から作り始めたので、最終準備に影響してしまい準備の詰めが甘くなってしまいました・・・

ネット回線については、アクセスポイントを3つ用意し、Ustは不発に終わりましたが負荷を減らす為に別回線で行うなどしました。繋がりにくいタイミングははありましたが、落ち過ぎてほぼ使い物にならなかった前回に比べれば大きな進歩で良かったです!

当日

会場説明とYokohamavim#1の案内

簡単な自己紹介と会場説明をしたあとに、前回もやったVimLevelでテーブルシャッフルをしようと思った所、「前回のスライドを流用すればいいか」というノリで今回用のスライドを作っていなかった事から、VimLevelがすぐに出てこなかったという失態。

そして、VimLevelで並んでもらったのですが会場をはみ出すくらいの列に・・・
そして真ん中より後ろは団子状態に。人が前回よりも増えている事と説明が足りていなかった事もありカオスに。

ちょっとテンパってしまったのとVimの第六感が働いて、次の言動に。

Vimの第六感がなんだったかといいますと、「Vimmerはシャイ」という前回のYokohama.vimで出た教訓から、開催前に多くのテーブルで話しが盛りあがっていた雰囲気もあったので、前回のワールドカフェみたいにせっかく知りあって会話も弾んできた頃に「席替え」はちょっと避けた方がいいかなと思いまして、突発的に「シャッフルはなしでw」シャッフルをなかった事にする奇行をとってしまいました。

そこで笑いが起きて失笑だったのか空気は読めませんでした...

まぁ、そんなこんなで次のセッションに突入しました。

Shougoさんのセッション

「ふつうのVim使いの開発環境」を話してくれました。

“ふつう” というのがShougoさんにとっての “ふつう” なので、この会場に集まった中を見渡しても “ふつう” じゃないはずw

“ふつう” のVimmerはShougoさんが “ふつう” じゃない事を知っているはず。これが “ふつう”のVimmerの定義です。えぇ。えっ!ww

内容は現在のVim界隈の出来事や注目の出来事や感じている事や開発環境についてShougoさんの独自のニュアンスで話してくださいました。

Twitter tyru / tyru
Shougoさんのプレゼンがいつもの流れで吹く。「変態と言われ反省」→「反省したのでふつうの話をします」→やっぱ変態→ループ

Shougoさんの安定感はすごいです!!
楽しい発表ありがとうございました。

Shougoさんの今日の一言「腐ってる」

るびきちさんのセッション

るびきちさんから対談セッションをやりたいと前日に申し出があり、ALL Rubikitch Produceでお願いしました。

EmacsVim〜二人の異端児による次世代エディタ裏話〜」というタイトルで対談となりました。

るびきちさんの手には原稿が。ストーリーになっていたようでたくさんの話題が詰め込まれていました。VimEmacsが現状はそれぞれ近い位置関係になっていて、それぞれほぼ同じような事ができるようになっていたり、Vimプラグイン入れ出すと素のvimで高速起動ではなくなったりという、現在のEditor事情やIDEに関する言及やお二人のマインドセットを話されていました。

内容が濃くてどれくらい人がついていけたのかは、わかりませんがなかなかこの様な話しを聞けるチャンスもないので、良い経験をさせていただきました。

るびきちさんYokohama.vimに遊びきてくださっただけじゃなく、セッションまで開催してくださってありがとうございました!!

VimEmacsユーザ交流セッション

休憩を挟んでからの参加型セッションです。

何人か前にきてもらって、ディスカッション形式でやろうかなと思っていたのですが、前のセッションが対談形式で少し内容がかぶってしまったのと、休憩中もテーブル同士で会話が盛りあがっていたので、テーブルごとにお題について話しをして頂きました。Emacsユーザがテーブルにいなかった方、セッション名と矛盾がでてきてしまってすいませんでした。

紙とペンを渡してまとめてもらったので、各テーブルではどんな雰囲気だったかはわかりませんが、おおむね談笑しながら行われていたようでした。ここでも、
「お題について話してください」とお願いしたら一瞬沈黙なるなど、「話してくださいと言わない方がしゃべるVimmer」私は近くのテーブルに参加させて頂いたのですが、色々な考え方あるなーと、とても楽しくすごせました。*1

テーブルごとのまとめ

  • テーブルA




    • 先輩が動かしているのを見て盗め
      • 師弟関係
    • 周りに影響力あるVimmerなど先輩がいるとよい
    • 授業で教えてもらうより自ら使って開拓していくと良い
    • 便利な物だけ提供されても駄目かも
      • 道具の使い方や良さを実感できる事が大事
    • 統合型IDEだと新しい言語の対応待ちが発生し新しい言語に取り組むのにおっくうになることもある
    • お題3は例だとヒューマンエラー起きそう
      • 環境によって様々で質問の仕方がちょっと難しい。
  • テーブルB
    • vimrcでカーソルキーを使わせなくする map書いて練習させる
    • vimtutor入れる。
    • 検索してプラグイン人気あるの入れてみた
    • 人のvimrcをを読んだ(コピペしてしまった)
    • :help読んだ
    • キーマップを独自に変えていく。
    • vim-users.jpのHackを読み始める
      • 投稿者の人がどう使っているか気になり始める
        • Yokohama.vimにいく。
    • オライリー
    • 達人のを見る
  • テーブルC
    • vimtutor
    • カーソルキーをESCに割り当てる
    • キーバインド
    • vimrc
    • :help
    • キーマップ
    • ショートカット使う
  • テーブルD
    • 一人前のVim使いになるには
      • vimtutor
      • vimrc,plugin,人のvimrcを見てコピペ
      • vimのヘルプを読む
      • vim-users.jp
      • 本(入門Vim, Vim完全バイブル)
      • 万人にオススメできない
      • vim plugin →(グーグル)
      • key mapping
      • vim-users.jp
  • テーブルE


  • テーブルF


    • お題1
      • とりあえず大損です!FA!
    • お題2
      • 重要なこと
        • 先輩が使っているもの
        • メンターがいるもの
      • 尊敬している人が使っているもの
      • 自分の環境で使いやすいもの
      • キーボードとの相性
    • お題3
      • なんらかの方法で自動化すること
vimgolf

残り40分くらいでvimgolfをやりました!
90分の予定が残り40分に。タイムキーパーがしっかりできていないなー。

ローカルマシンのVim環境変更するの面倒だし、vimgolfがrubygemsを使うのでrubyをインストールする所からというのは時間的に無理と見て、AWSのTOKYOリージョンでDebianインスタンスをSmallで用意。ATNDの登録名でユーザを作りました。

vimgolfとはcodegolfのvim版で。詳しくは

http://vimgolf.com/

を参照下さい。
このセッションもテーブルごとにやっていただいたのですが、時間にもう少し余裕があれば、各テーブルの優勝者から代表で6人が更に勝負というのをやりたかった。うーん。

各テーブルで優秀者には片面王冠マークのコイン、珍プレー者には星マークのコインを贈答しました!

次回もvimgolfやりたいなぁ。

感想

今回は前回よりもたくさん人が集まってくださりました。
会場は少し窮屈になりましたがわいわいしている感は増していて、前で進行していた私自身も楽しめました。準備不足で申し訳ないなぁと反省する部分も多かったです。

懇親会も約半数の16名が参加。thincaさんがLivecodingしてくださったり、実はしゃべるネタをたくさん持っている方がいたりと楽しかったです。お酒が入ればシャイなVimmerも話しが弾み発表したくなる方も何人かいたみたいなので、「次回はお酒を飲んでから始めましょうか」という冗談もでていたほど。

懇親会で次回発表したそうな方や面白そうなネタを探してネゴしておくというのいいなと思いました。

Twitterまとめ

Togetterでまとめました。

http://togetter.com/li/128029

最後に

参加してくれた方々、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました!!
もし、このエントリーをみて一人でも「オレも勉強会開催しようとかコミュニティ活動してみようかな」と思ってくださる方やVimに興味を持ってくださる方がいればうれしいです。

その時は、「Hack #37: Vimの勉強会を開催する」を参考にしてみてください。 :-)

また、次回も参加したいといってくれる方がいたので、そう遠くないうちに#2を開催したいと思います。

*1:すこししゃべり過ぎたなと反省しています

*2:前回のフレーズそのまま使えてしまう停滞っぷり